グリーフケア支援グループ

『こころの音色』と申します。

大切な人を亡くした時、そばに誰かいてくれたら…と思った事はありませんか？

誰かが話を聞いてくれたり、誰かが自分の苦しみに気づいてくれたと思うだけで心が軽くなることもあります。

大切な人を失ったときに感じる喪失感は、人間のごく自然な反応です。

人は生涯にわたって誰もが何らかの喪失体験を持ち続け、人生の多様な段階で、多くの意味ある物語として、人間的成長や成熟をもたらすとも言われています。

大切な人を亡くした悲しみは本当に辛いものです。

辛く悲しい日々を送り、日常生活に支障をきたしたり、人生に希望を失うような感覚になることもあるかもしれません。

ご自身の悲嘆（グリーフ）は、自分だけにしか分からない特別な喪失体験です。

悲しみの期間や深さは個人差も大きいため、人と悲しみを比べられるものでもありません。

現代は核家族化や個人主義が進み、孤独や孤立を感じ、悲しみを共有することがなかなかできません。

また、弱音を吐くことで周囲から励まされてしまい、ありのままの気持ちを話せずに無理に明るくして頑張ってしまうこともあるかもしれません。

悲しみや心の痛みが、知らず知らずのうちに大きくなってしまうと、身体や精神に不調をきたしたり、生きる希望を失ってしまうなど、複雑性悲嘆となってしまう場合もあります。

心と体のバランスを保つためにも、ご自分の気持ちを素直に表現する機会を作ることがとても大切になっていくと感じます。

私たち『こころの音色』は、今はまだ活動を始めたばかりの小さな支援グループです。

グリーフケアを専門に学んできた臨床傾聴師、スピリチュアルケア師が在籍しています。

ここでは、訪れる方の深い悲しみに寄り添い、思いや気持ちに耳を傾け、ありのままに受け入れて、支えて向き合っていけるお手伝いをしています。

あなたの悲しみの経験は、誰かを癒す助けにもなることがあります。

グリーフという共通のつながりで集まった人たちと一緒に、安心して語れる居場所として、また、グリーフケアを目的とした場所になっていくことを私たちは願っています。

グリーフを抱える人々が、ケアされる健全な社会作りに貢献していくことを目指して活動しています。

代表

　　結木（ Yûki ）